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韓国ドラマ イ・サン ウィキペディアより詳しいイ・サン 第22代朝鮮王正祖(チョンジョ) 歴代朝鮮王の中で最も魅力ある正祖を、韓国時代劇イ・サンを通じて考証していきます

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御真とは?

      2013/10/01

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御真(オジン:어진)とは王の肖像画のことです。

正式に御真(オジン)と呼ばれるようになったのは1713年(粛宗39)からです。

当時の御容図写都監都提調(オヨントサドガン トチェジョ:어용도사도감도제조)の李頤命(イ・イミョン:이이명)の提案により名称が統一されました。

彼は後年、粛宗(スクチョン:숙종)と禁忌とされていた単独面談を行い、のちの景宗を廃世子にする密談を行ったとされている老論(ノロン:노론)4大臣の一人です。

そもそもは伝神(チョンシン:전신)や写真(サジン:사진)とよばれていましたが、真容(チンヨン:진용)・真(チン:진)・真影(チンヨン:진영)・晬容(スヨン:수용)・聖容(ソンヨン:성용)・影子(ヨンジャ:영자)・影幀(ヨンジョン:영정)・御容(オヨン:어용)・王像(ワンサン:왕상)・御影(オヨン:어영)などともよばれました。

御真(オジン)に統一後も慣例的に御容(オヨン:어용)という言葉もよく使われていました。

この風習は朝鮮時代から始まったわけではなく、 三国時代から始まっています。特に朝鮮時代は隆盛を極めました。ただ残念なことにほとんどの御真(オジン)は度重なる戦乱で消失してしまいました。

太祖(テジョ)御真

御真(オジン)を描く理由は聖子神孫と国家を称えること、そして偉大な先祖に対する報恩思想によるものです。そのため、古くなった絵は威厳を損ね礼に反することから、歴代の御真(オジン)は都度描き換えられてきました。

御真(オジン)には3パターンありまあす。本人を見ながら描く図写(トサ:도사)。亡くなった後に描き最も困難と言われている追写(チュサ:추사)。そして模写(モサ:모사)です。これらの名称も1713年以降に使用され始めました。

図写は説明不要として、追写はドラマ イ・サンで英祖(ヨンジョ:영조)がソンヨンに描かせた思悼世子(サドセジャ:사도세자)の御真(オジン)を想像するとわかりやすいでしょう。模写が前述の描き換えです。

 

御真(オジン)といえば、近年、それを描く御真画師(オジンファサ:어진화사)にも注目が集まっています。「風の絵師(パラメ ファウォン:바람의 화원)」や「イ・サン(이산)」で図画署(トファソ:도화서)がクローズアップされました。

実際の御真(オジン)は図画署(トファソ)で肖像画に長けたものが推薦されて担当することもありましたし、全土から優秀な絵師を公募して描かせることもありました。1713年(粛宗39)と1748年(英祖24)などが後者にあたります。

そして、御真(オジン)作成は聖子神孫と国家を称える一大事業として、モデルとしての王はもちろんのこと、朝廷の高官、絵師に至るまで細心の注意を払う一大プロジェクトでした。

延礽君(ヨニングン:연잉군)昑(クム:금)御真

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現在残っている御真(オジン)は以下の7点だけです。

  • 太祖(テジョ:태조)李成桂(イ・ソンゲ:이성계)
  • 延礽君(ヨニングン:연잉군)昑(クム:금)
  • 第21代英祖(ヨンジョ:영조)
  • 追尊・翼宗(イクジョン:익종)第23代純祖(スンジョ)の世子
  • 第25代哲宗(チョルジョン:철종)
  • 第26代 高宗(コジョン:고종)
  • 大韓帝国第2代 純宗(スンジョン:순종)

太祖(テジョ)の御真(オジン)は人物としては朝鮮の創始者であるため最も古いのですが、前述のように描き換えられたもので、絵としては最も古いというわけではありません。

記録を見ると1872年(高宗9)に模写されたものです。袞龍袍(コルリョンポ:곤룡포)が青いのは創始者を意味するためです。四神の青龍からもわかるように青は東に通じ、はじまりを意味します。

 

英祖(ヨンジョ:영조)御真

右側が燃えてしまった御真(オジン)は 延礽君(ヨニングン:のちの英祖)で1714年(粛宗40)21歳当時のものです。サイズ183×87cm。

朝鮮戦争の折に焼け出されたため、右1/3は消失しているものの、当時の服装などを知る上で貴重な資料です。

左は英祖です。同一人物ながら表情が威厳に満ちています。

1744(英祖20)51歳当時の御真(オジン)ですが、こちらも1900年に模写されたものです。

 

 

正祖(チョンジョ)イ・サン(이산)御真

さて、イ・サン(이산)ですが、残念ながら正式な御真(オジン)は残されておらず、他の御真(オジン)同様に近年に描かれた追写(チュサ:추사)があるだけです。

左の御真(オジン)は1989年に描かれた正祖ですが、なんだか優男という感が否めません。

実録によると正祖(チョンジョ:정조)イ・サン(이산)の容姿は以下のとおりに表されています。

  • 額と後頭部が英祖に似ていた。
  • 二重アゴで鼻筋がにょっきりとしていて目が平べったくて、口が大きくて四角い。
  • (ストレスが多くて)同年代の人より歳を取っているように見える。

 

正祖(チョンジョ:정조)御真

 

王室の系譜を記録してある書・璿源系譜紀略(ソンウォンゲボギリャク:선원계보기략)に正祖(チョンジョ)の挿絵が残されています(左)

この絵が一番正祖に似ているのではないかと言われていますが、まさに「男」という風貌だったようです。

イ・ソジンが年を取り中年太りになると、本当のイ・サンに似てくるのかもしれませんね!

 

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