イ・サン即位前の史実は?
2014/02/13
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イ・サン第42話ではクーデターにより世孫の位から引きずり降ろされそうになる寸前、英祖(ヨンジョ:영조)が回復し、反対勢力を恫喝するところから始まりましたが、史実ではどうだったのでしょうか?
残念ながらドラマのようなドラスティックなことは起きませんでした。
もし本当の事なら歴史の教科書に出てきますよね(笑)
この頃のイ・サンは代理聴政(テリチョンジョン:대리청정)を行なっていました。いわゆる摂政です。英祖が死去した1776年3月5日の前約3ヶ月が代理聴政の期間でした。
ドラマ内では明確な日付が設定されておらず、フィクションを突き進んでいるため、第42話がいつ頃なのかは確定できませんが、イ・サンの即位が秒読み段階であることはわかります。
この代理聴政期に彼が行ったことには大したものもなく、慎重かつ無難に英祖に確認をとりつつ政務を執っていました。
強いて彼らしいことを上げてみれば、科挙の際に面接を筆数にすべきと提案したことぐらいでしょうか。これについては意義付けなどの史料もないのですが、替え玉受験が横行していたこともあり、それを阻止すべく提案したのでしょう。また、実際の人材を見極めたかったのも理由の一つかもしれません。
このように代理聴政期の イ・サンは改革君主と言われた即位後の姿と違い、王の身分が確定するまでは爪を隠していたのでした。
ドラマファンには物足りないかもしれませんが、護衛いらずの大立ち回りなどは残念ながらなかったのです。
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